コロナワクチン体験記 |なかもず松浦歯科医院

コロナワクチン体験記

こんにちは。松浦歯科クリニック歯科医師の後藤田です。

先日、ワクチンの仕組みについてお話をさせていただきました。
わかりやすい説明だったと、たくさんの方からお褒めの言葉を頂戴致しました。誠にありがとうございます。

実は、以前に私は教育に携わっていた経験がございます。中学受験や高校受験、大学受験の指導をしておりました。その際、いかにわかりやすく楽しく講義をするかというのをモットーとしていた経験がございます。
その血が騒いでしまうのでしょうか、歯科医師になってからも『誰でもわかる説明』というのを常に心がけております。自分自身が『アホ』なので、自分が理解できるように説明できないとすごくモヤモヤしてしまいます。

これからも、患者さんにわかりやすい説明をしていきたいと思います。不明な点があれば、どんどん申しつけてください。納得できるまで説明させていただきます。

さて、今回は私が経験致しました『新型コロナウイルスワクチン接種』についてお話しさせていただきます。

コロナワクチン体験記 1回目

2021年5月13日(1日目)

自宅近くの病院にて、新型コロナワクチンの第1回目接種を受けてきました。
受付に問診票を提出し、待合で待っていましたがすぐに名前を呼ばれました。

医師から問診を受け、すぐに接種していただきました。
打ってくれたのは看護師でなく医師でした。
利き手でない左腕に接種。これが驚くほど痛くなかったんです。

15分間の経過観察でアナフィラキシーショック(強烈なアレルギーのようなもの)がないのを確認して帰宅しました。

接種後

20分ほどしてから、左腕と肩に痛みが出てまいりました。筋肉内注射ですので、多少の痛みは出て参ります。しかしながら、痛みは接種部位だけでなく腕から肩にかけて広範囲に広がりました。
夜からは、軽い倦怠感と頭痛が出て参りましたが、我慢できる範囲内でした。薬を飲むほどでない感じで、通常通りの生活を送る事ができました。

5月14日(2日目)

念のために、お仕事はお休みをいただきました。
ただ、いつも通りに生活をする事ができました。
しかしながら、倦怠感と頭痛は残っていました。

5月15日(3日目)

通常通りに出勤し、診療に向かいました。
もう元気でした。

少しだけ副反応が出たのが心配でしたが、問題ありませんでした。

コロナワクチン体験記 2回目

6月3日(1日目)

前回と同様に、問診を受けて医師から接種を受けました。

1回目ほどは肩の痛みは出なかったので安心しておりました。
夜に少し頭痛がありましたが、前回ほどでなく我慢できる範囲内でした。

6月4日(2日目)

目が覚めると頭痛と倦怠感が恐ろしいほど襲ってきました。
布団から起き上がる事ができず、すぐに副反応が出たと理解できました。
トイレにいきたいと思っても起き上がる事ができません。
お恥ずかしい話ですが、這いつくばってトイレにいきました。

副反応が出た時のために、前日にご飯を作りだめして、タッパに入れて冷蔵庫に入れておいたのですが、食欲が一切なく食べる事ができませんでした。
この日は一日中布団の中で過ごしました。
倦怠感が強いので、気がつけば眠っていました。

僕の年齢では副反応は出ないか、出たとしても大したことないと思っておりましたが、残念ながら大きな副反応が出ました。

6月5日(3日目)

この日は診療があったのですが、念のためにお休みを頂きました。
休みにして正解でした。
前日と同様の副反応が続いており、診療できる状況ではなかったです。

患者さんにはご迷惑をおかけしてしまったと思いながらも、気がついたら眠っている1日でした。
夜遅くに、急激に体調は良くなりました。
病気ではないので、あっという間に良くなるのかと思いました。
体調が良くなってから食欲が出てきたので、作り置きのご飯を食べました。

6月6日(4日目)

通常通りの体調に戻りました。
久しぶりに近所のスーパーまで行きましたが、いつも通りでした。
ただ、僕の住んでいる部屋は4階でエレベーターがないので階段を使わないといけないのですが、いつもなら余裕の階段もこの日は息切れが。
体力が落ちたのか、副反応の影響か、良くわかりません。

6月7日(5日目)

4日間のお休みを経て、この日から出勤しました。
ただ、椅子に座って診療しているだけで息切れと動悸が。
午前中は動悸息切れの中診療をしました。
午後からは、完全復活。元気になりました。

コロナワクチンの副反応について

私の知り合いの歯科医師には、このような副反応がありました。

・高熱
・倦怠感
・動悸
・息切れ
・筋肉痛
・口内炎
・下痢
・嘔吐
・頭痛

様々な副反応があったようです。
ひとつ気をつけてもらいたい事があります。高熱や頭痛が出た際に、解熱鎮痛薬はあまり使わないほうがいいという事です。

もし、使用するのであれば、アセトアミノフェン(商品名:カロナール)を服用するのがいいとのことです。
良く使われる『ロキソニン』『ボルタレン』『バファリン』などのいわゆる酸性非ステロイド型抗炎症薬(通称:NSAIDs)は腎機能を低下させてしまう恐れがあるのと、免疫低下を引き起こす可能性があるとのことです。

カロナールは、当院では弱い痛みに対して処方致しております。ドラッグストアでも販売されておりますので、ワクチン接種前に予め用意しておくのもひとつであると思われます。
不安な方は、接種の際に医師に相談されることをお勧めします。また、薬局で解熱鎮痛薬を購入する際に薬剤師に相談されると良いでしょう。

ある医療従事者の方の話ですと、その方が勤務している病院で統計を取った結果、65歳以上の方には副反応が全く出なかったという事です。大病院に勤められている方の話ですので、かなりの数の医療従事者が接種しているようです。65歳以上の方も多くいたようですが、副反応はゼロだったようです。

ワクチン接種でのお願い

これから、ワクチン接種が本格的に拡大されます。
これから接種される方にお願いがございます。

・予約日時の接種を
・接種後は2日間は静養を
・会場では感染予防を
・副反応が心配なら医師に相談を
・接種後もマスク着用を
・今まで通りの感染対策を
・ワクチン非接種の差別はダメ

ワクチンは非常に貴重です。順番待ちをしている人も多く、いかにロスを減らすかで、待っている人に順番が早く回ってきます。
僕はたまたま歯科医師でしたので、一般の方より早く順番が回ってきましたが、歯科医師でなければもっと遅くに接種することになったと思います。

体調が悪いなどの場合は仕方ありません。その際は、早めに接種会場に連絡を入れてください。すると、キャンセル待ちの人がスタンバイしているの廃棄にならずに済みます。

ワクチンは万能ではありません。あくまでも感染の確率を下げるものであり、絶対に感染しないというわけではございません。

ワクチン接種は、強制ではありません。
非接種という考えも間違っていないと思います。
また、接種したくてもできない人もいます。

接種していないからといって、変な差別をしないよう、それぞれの考え方を尊重いたしましょう。

松浦歯科クリニックでは

歯科医師、歯科衛生士、歯科助手、受付、各自で順番にワクチン接種をしております。まずは、私後藤田が2回の接種を完了致しました。
患者さんの安心安全の為に出来ることはどんどんやって参ります。

私の2回目接種後のように、副反応のために急遽お休みをいただく事がございます。患者さんにはご迷惑をお掛けいたしますが、皆さんのご理解のほどよろしくお願い申し上げます。

  にほんブログ村 健康ブログ 歯磨き・歯の健康へ にほんブログ村 病気ブログ 歯科医へ







HOME / 医院案内 / スタッフ紹介 / よくあるご質問 / 料金表 / スタッフ募集 / アクセス


松浦歯科クリニック
一般歯科・小児歯科・矯正歯科・予防歯科・ホワイトニング
〒591-8025
大阪府堺市北区長曽根町3081-21
TEL:072-246-4618
地下鉄御堂筋線なかもず駅1番出口より北へ徒歩3分
南海電鉄高野線中百舌鳥駅より北へ徒歩5分

予約なしで最終受付時間までにお越しになられた患者様は、予約に空きがありました場合ご案内させていただきます。
予約時間に遅れてお越しの患者様は、治療時間が短くなることをご了承ください。