Slide Two

なかもず・中百舌鳥の歯科・歯医者

ブログ
                                       

新型コロナウイルスのワクチンについて

こんにちは、なかもず松浦歯科・矯正歯科歯科医師の後藤田です。

現在、緊急事態宣言の発令下となり、大変になっていますね。
さらに本日より延長となり、5月末まで継続となりました。

飲食店や小売店にとっても、大きなダメージとなります。
ロックダウンなどの強力な制限で一気にコロナを封じ込むことができないのかと考えてしまいます。

5月12日現在、大阪府ではコロナ新規感染者数が1000名前後を推移しております。1000名程度といっても、
たった1日です。10日で1万人が新たに感染していることを表しています。そう考えると、結構なスピードで感染が拡大していることを感じませんか?

そして、意外と知られていないのは累計感染者数です。現在もしくは過去に新型コロナウイルスに感染した人の数です。
大阪府だけで9万人以上なんです。
実は、大阪府民の100人に1人が感染している、もしくは感染したことがあるんです。

感染拡大を防ぐには、ひとりひとりの感染予防に対する認識が大切になってきます。
自分ひとりくらい大丈夫でしょう?
その考えが感染を拡大させます。

病気にかかりたい人なんていないと思います。
とりあえず、ステイホームですね。不要な外出を避けることが大切です。
ただ、それだとつらいと思います。また、外出が必要な方も多いと思います。

ですので、外出時のマスク着用が大切です。


出かけるなら、マスク!
お忘れなく。

ワクチンについて

今、新型コロナウイルスに対するワクチン接種が行われています。
5月12日現在、ワクチン接種は医療従事者向けがメインになっておりますが、高齢者向けのワクチン接種も始まっています。
出勤するときにワクチン接種を実施している病院の前に、高齢者の方ら並んでいるのを見かけました。

さて、ワクチンとは何か、皆さんご存じでしょうか?
注射、打ったら病気にかからない。
そんなイメージでしょうか?

今日はワクチンについて説明したいと思います。

ワクチンとは、感染症を防ぐために病原体から作られたものです。
病原体を無毒化、もしくは弱毒化したものを体内に入れることで、抗体が産生され後天免疫を獲得する。病原体が侵入してきたときに、免疫機能が発動し、感染症の発症を予防する。

歯学部の学生時代、このように習いました。
と書きましたが、難しいですよね。

では、ワクチンについてわかりやすく説明しますね。


体内に病原体が入ると


病原体が体内の細胞に入り込み


感染してしまします

これは皆さんわかりますよね。
しかしながら、一度感染してしまうと、次は感染しにくいということに気が付いた人が、わざと少しだけ感染させて、発症を防ごうと考えたのです。
18世紀、エドワード・ジェンナーとうい人が天然痘ワクチンを開発しました。

じゃ、ワクチンとはなにか?


病原体を無毒化、弱毒化
それがワクチンになります


ワクチンを接種します



免疫に関する細胞が
ワクチンの中にある
病原体を食べちゃいます


食べた細胞が病原体の情報を
免疫細胞に渡します


免疫の細胞が
病原体の情報を登録します!


登録された情報をもとに
病原体を攻撃する
抗体が作られます


同じ病原体が入ってくると
それに合わせた抗体が
攻撃してくれます


なので、病原体が侵入しても
発症することはないのです
発症しても軽症で済む場合が多いです
簡単に言うと
敵に合わせたミサイルを作るために
敵の情報を取り込む
それがワクチンなのです

ワクチンの種類

今、新型コロナウイルスでは、さまざまなメーカーからワクチンが開発されています。
現在、日本ではファイザー製のワクチンが承認されております。
ワクチンは様々な種類があるのはご存じでしょうか。
簡単に説明します。

①mRNAワクチン

メッセンジャーRNAワクチンと読みます。
生物の細胞の中にはDNAというものがあります。その中には生物としての特徴や個別の特徴を表す設計図となるDNAが入っています。

本で説明すると、DNAは料理の本のようなもので、ご飯を作るのに本を見ながらつくりますよね。でも、それが秘伝の料理の作り方が書かれている本であればどうですか?
料理をしているときに汚れてしまうと大変ですよね。

なので、コピーを取っておけば安心です。
それが、このmRNAなのです。
DNAは原本、mRNAはそのコピーのようなものです。
その中に書かれている情報をもとに、ワクチンが作られています。

②ウイルスベクターワクチン

ベクターとは「運び屋」とうい意味です。
すなわち、ウイルス運び屋ワクチンという感じですね。
まずは、人体に無害なウイルスを準備します。そこに、病原体の遺伝子を入れ込んで体内に運びます。そして抗体をつくるということです。
病原体を直接入れ込まないという特徴があります。

③不活化ワクチン

無毒化した病原体を体内に入れることで、病原体の情報を取り込んで抗体を作ります。

④トキソイドワクチン

病原体から出る毒素から毒性を抜いて接種します。そして、抗体を作ります。

新型コロナウイルスワクチン

2021年5月10日現在、ファイザー製のワクチン接種が実施されています。
医療従事者向けの接種が行われております。スケジュールはかなり遅れており、一般の方への接種も遅れております。

そのような中、ようやく当クリニックスタッフにもワクチン接種の案内が届きました。

5月13日木曜日に、私後藤田が第1回目の接種を受けてまいります。

さまざまな副反応が報告されております。
筋肉痛
倦怠感
腹痛
下痢
発熱
吐き気

他にもあるようですが、筋肉痛はほぼ全員に出るようです。筋肉注射になるので仕方のないことではあると思います。

しかしながら、この苦しみは数日で解消されるとのことです。また、若年者ほど副反応が出やすいとの報告もございます。なので、僕は出なさそうです(笑)

ワクチンは任意接種です。
高齢者には案内が届いているともいますが、若い人はまだ先になりそうです。
ベネフィットとリスクとの兼ね合いを考えていただき、接種するかどうかご検討ください。

なかもず松浦歯科・矯正歯科では、スタッフのワクチン接種を進めてまいります。
それに伴い、副反応によるスタッフの休診が出る可能性がございます。
ご不便をおかけすると思いますが、皆様のご理解のほど宜しくお願い申し上げます。

  にほんブログ村 健康ブログ 歯磨き・歯の健康へ にほんブログ村 病気ブログ 歯科医へ