こんにちは。なかもず松浦歯科・矯正歯科歯科医師の後藤田です。
2021年も半年が過ぎました。
気がつけば暑い季節となってきました。ゲリラ豪雨も襲ってきます。
先日のお昼の雷雨はすごかったですね。
皆さんも、落雷には注意しましょう。
そして、昨年と同様にマスク着用が必須の状況ですので熱中症には充分気をつけてください。
また、ワクチン接種が拡大して参りましたが、ワクチン接種を終えてもマスク着用はしっかりとお願い致します。
さて、今回は子供ちゃんの歯科健診についてお話をしたいと思います。
市町村が行う公的な歯科健診
待望のお子さんを授かったお母さんとお父さん。赤ちゃんも生後6ヶ月頃となると前歯が生えてきます。そして、気がつけば前歯だけでなく奥歯も生えてきます。
乳歯が全て生えるのは2歳半から3歳頃です。そして、子育てに勤しんでいる間に、気がつけば小学校入学となると思います。
実は、小学校に入学するまでの間に、市町村が行う定期健診は3回あります。そして、小学校入学後には、学校健診があります。中学校でも同様です。すなわち、義務教育修了までに行われる定期健診は以下の通りになります。
・1歳6ヶ月健診：1歳6ヶ月〜2歳の間
・3歳児健診：3歳〜4歳の間
・就学前健診：小学校入学前
・小学校学校健診：各学年の6月末まで
・中学校学校健診：各学年の6月末まで
それぞれの健診は、受けることができる期間が決まっています。
上に書いてある期間に受けることができますので、詳しくは最寄りの市町村や保健所にお尋ねください。時期が来ると、お手紙が届きます。
学校健診については、行事予定に記載されている日に実施します。
幼稚園や保育園、高校や高専は義務教育ではありませんので、健診は任意となります。ただ、通われている場合は健診を実施していることが多いので、ぜひとも健診を受診していただきたいとおもいます。
健診では、医師や看護師が全身について診査してくれます。そして、歯科医師や歯科衛生士がお口の中の診査をします。1歳6ヶ月児健診、3歳児健診、就学前健診では母子手帳に結果を記録してくれます。学校健診では、学校にて記録をします。母子手帳は大人になっても大切です。僕も大人になってから、母子手帳の記録が役に立ちました。
母子手帳は大切なんです！
私は大人になってから、歯科医師になるために大学歯学部へ進学し、歯科医師国家試験に合格して、歯科医師になりました。歯科医師の勤務する場所は、大半の人が病院や歯科医院などの医療機関になります。
医療機関には様々なご病気をお持ちである患者さんが大勢います。ですので、私たちは感染予防のために予防接種を受けております。その際、過去にどのような予防接種を受けているかが分かると、ものすごく助かります。生まれた年代によって、受けている予防接種の種類は異なります。肝炎、風疹、破傷風、ジフテリア、百日咳、結核（BCG）など様々な予防接種を受けています。
母子手帳は非常に重要です。しっかりと記録を残し、大切に保管しておいてください。特に、お子さんが医療従事者になる場合は母子手帳は本当に重要です。
定期歯科健診と歯科医院での健診
さて、定期健診では歯科健診として、虫歯のチェック、歯茎のチェック、歯並びのチェックなど様々なチェックをします。
では、健診はそれだけで十分でしょうか。
答えは、全く十分ではありません。
乳歯や生えたての永久歯は、大人の永久歯と比べて硬さが非常に低いのです。すなわち、子供の歯は乳歯であろうが永久歯であろうが虫歯になりやすいのです。そして一度虫歯になってしまうと、進行がとても早いのが特徴です。
ですので、1年に一度の虫歯チェックだけでは追いつかなく、気がつけば大きな虫歯にへと進行していることが多くあります。
なかもず松浦歯科・矯正歯科では、3ヶ月に一度の割合での虫歯チェックを勧めています。虫歯チェックだけでなく、歯を丈夫にするフッ化物応用というものを実施しています。フッ素塗布やイオン導入など、様々な方法を駆使して患者さんの虫歯予防に努めています。また、歯と歯の間のように目視しにくい部分に虫歯がないか、レントゲン撮影を実施しています。
美容室や理容室に行く感覚で、歯のクリーニングをしましょう。
目視による虫歯チェック、レントゲン撮影による虫歯チェック（１年ごと）、歯石除去、歯垢除去、歯磨き、歯の研磨など、様々なことを致します。
一般の方は4ヶ月ごと、子供は3ヶ月ごと、虫歯リスクの高い人は歯科医師や歯科衛生士の指示による期間に、なかもず松浦歯科・矯正歯科へお越しください。
