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神経が死んだ歯を白くするウォーキングブリーチとは?

こんにちは、なかもず松浦歯科・矯正歯科歯科医師の後藤田です。

『芸能人は歯が命』というTVCMをご存知ですか?
知っている人は30代以上だと思います。(笑)これは、歯が白くなる歯磨き粉のコマーシャルで流れていたセリフです。

それにしても、テレビに映る芸能人の歯は綺麗な人が多いですよね。歯のメインテナンスをきちんとして、ホワイトニングもしてと、色々と頑張っているのだと思います。見た目が重要視されるお仕事ですので、髪の毛やお肌だけでなく、歯もきちんとお手入れをしているのでしょう。

そのような中、1本だけ歯が黒くなっていて、『歯が死んでいる』とネタにしている女性芸人の方もいらっしゃったのは記憶に新しいと思います。今では治療をして白くなってしまいましたが。そのように、1本だけ色が変わってしまったような歯はどのように白くすることができるのでしょうか。

今回は、その方法である『ウォーキングブリーチ』についてお話します。

ウォーキングブリーチとは

名前を聞いただけだと、『歩きながらのブリーチ?』って感じてしまうのはないのでしょうか。ブリーチは、髪の毛にも使うものですので、なんとなく金髪にする?とか色を抜く?ってイメージだと思います。

ウォーキングブリーチとは、残念ながら根っこの治療をしてしまった歯に対するホワイトニングなのです。

虫歯や怪我などで神経が死んでしまうと、神経を取り除く治療を行います。神経を取り除く時に、一緒に血管も取り除く事になります。そうすると、歯への栄養を送ることが出来なくなるのです。やがて、神経を治療した歯は茶色くなったり黒くなったりして、色が変わってしまいます。そうすると、隣の歯との色の違いが際立ってしまいます。そうなってしまった歯は普通のホワイトニングでは白くする事が出来ません。そこで、ウォーキングブリーチという方法で色を白くすることが出来ます。

どうやって白くするの?

歯の根っこの治療をする際に、歯の裏側から神経のある空間まで穴を開けます。そして、根っこの治療をします。根っこの治療が終わったら、根っこの部分は樹脂で詰めます。ここまでは通常の治療方法です。そこから、開いている穴のところに歯を白くする薬剤を入れてフタをします。歯の空洞から歯の表面に向かって、薬剤が浸透していき、白くしていくという仕組みです。

普通のホワイトニングとはどう違うの?

普通のホワイトニングは、歯の表面に漂白の薬剤を塗って光をあてる事によって歯の表面が白くなります。
ウォーキングブリーチは、歯の内面に漂泊の薬剤を塗って、内側から歯を白くするのです。

ホワイトニングの様子
ホワイトニングの様子

ウォーキングブリーチの適応

ウォーキングブリーチは、根っこの治療をした前歯が適応です。根っこの治療が原因で変色してしまった歯のホワイトニングになります。生きている歯は適応外です。また、根っこの治療をした歯に普通のホワイトニングをしても白くはなりません。

どれくらい白くなるの?

白さは人それぞれですが、真っ白にはなかなかなりません。ですので、なかもず松浦歯科・矯正歯科では他院より格安にて施術できるような価格設定をしております。白くするために、最大で3度ほど薬を交換しながら経過を見ます。満足する白さになった場合は、そこでウォーキングブリーチは終了になります。

以下の写真は、実際にウォーキングブリーチをされた方です。過去に左上の前歯を強く打ち付けてしまい、神経が死んでしまいました。神経の処置をしたのですが、時間が経つにつれて黒ずんでいくのが嫌で来院されました。ウォーキングブリーチを3度行い、満足していただくことができました。

ウォーキングブリーチ施術前
ウォーキングブリーチ施術前
ウォーキングブリーチ施術後

具体的な治療の流れは?

まずは、根っこの治療を行います。前歯の裏側から神経の入っている空洞まで穴を開けます。そして、神経を全て取り除きお薬を詰めます。何度かお薬の交換をさせてもらい、症状が無くなれば神経の空洞に樹脂の詰め物を入れます。そして、ウォーキングブリーチを行います。終わりましたら、根っこが折れないように芯を入れて、穴を塞いで終わりとなります。

ただ、白くなった歯は後戻りします。すなわち、また黒ずんできます。ですので、色が気になれば再びウォーキングブリーチをする必要があります。

*現在、なかもず松浦歯科・矯正歯科ではウォーキングブリーチの取り扱いは中止しております。

歯を白くするホワイトニング

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