歯周病の急性発作について |松浦歯科医院

歯周病の急性発作について

こんにちは、松浦歯科クリニック歯科医師の後藤田です。
今回は歯周病の急性発作についてお話をしたいと思います。

2021年が始まりましたね。
お正月もあっという間に終わりまして、忙しい毎日が始まったことと思います。
昨年はコロナ禍になり、近年類をみない激動の一年でありました。その分、あっという間に一年が過ぎてしまったように思えます。
今年は、コロナが落ち着くことを祈るばかりです。

しかしながら、現在コロナ禍第3波が来ています。陽性者、重症患者ともに増えています。不要不急の外出を控えていただき、「うつさない」「うつされない」をモットーの行動をして頂きたいと思います。

歯周病とは

歯周病については、以前にお話をしました。
歯についている汚れ(歯垢)は歯磨きで落とすことができます。しかし、磨き方が不完全であったり、磨かなかったりするとやがて歯垢は歯石にへと変わります。歯石になると硬くなって歯ブラシでは落とせなくなってしまいます。
ただ、歯磨きが上手な方でも、歯石は溜まっていきます。びっしりとこびりつかなくても点状に出来てきます。唾液に歯石を作り出す成分が含まれていますので、これだけは仕方ないのです。

歯の根元や歯間にある
白いものが歯石です

歯石は、歯周病菌の棲み家になります。すごく居心地の良い場所となってしまいます。また、ご飯となる歯垢もたくさんありますので、どんどんと歯周病菌が増殖していくのです。

歯周病菌は毒素を出します。毒素は歯ではなく歯の土台となる歯槽骨、そして歯茎に悪さをするのです。
まずは、歯茎に炎症を起こします。歯茎が腫れぼったくなったり、赤くなったり。そして、歯磨きの時に血が出るようになります。

そこから、さらに進行すると歯周病菌は歯茎と歯の間へと入ってきます。そして、歯の土台となる歯槽骨を溶かしてしまうのです。

どんどん溶かしていくと、やがて歯槽骨がなくなり歯を支えることができなくなります。そして、歯が抜けてしまうのです。

このように、健康な状態から歯肉炎になり、やがて歯周病になります。歯周病も軽度、中等度、重度と進行し、やがて歯を失ってしまいます。

どんどん溶かしていくと、やがて歯槽骨がなくなり歯を支えることができなくなります。そして、歯が抜けてしまうのです。

このように、健康な状態から歯肉炎になり、やがて歯周病になります。歯周病も軽度、中等度、重度と進行し、やがて歯を失ってしまいます。

歯周病になりやすい人

歯周病になりやすい人は、以下の通りです。

①歯磨きをあまりしない人

歯垢(歯の汚れ)がたくさん溜まったまま放置していると、唾液の作用により歯垢が歯石へと変化していきます。先ほど話しました通り、歯石が溜まると歯周病菌がたくさん住み着いてしまいます。

②糖尿病をお持ちの方

糖尿病には様々な合併症があります。有名なものでは、糖尿病性末梢神経障害、糖尿病性網膜症、糖尿病性腎障害があります。
そして、口腔内では歯周病が起こるのです。
糖尿病による高血糖状態が続くと、免疫機能が低下します。それにより、歯周病菌の働きが活発になるのです。

③女性

歯周病菌のご飯は歯の汚れです。しかし、それだけでなく、女性ホルモンもご馳走なのです。ですので、女性は歯周病にかかりやすいのです。
特に、思春期の女性、妊娠されている女性は気をつける必要があります。

④タバコを吸う人

喫煙は、歯茎に大きな影響を与えます。歯茎の血流を抑制してしまいます。歯茎の細胞に酸素や栄養を行き届けることを妨げることにつながるのです。
また、唾液の分泌が減少しますので、歯垢や歯石が付きやすくなります。

⑤口呼吸の人

通常、呼吸は鼻で行います。しかしながら、鼻炎などで鼻が詰まっていると口で呼吸をすることとなります。そうすると、口腔内が乾燥してしまい、歯垢や歯石が付きやすくなります。

⑥歯ぎしりのある人

歯ぎしりがあると、歯に大きな力がかかってしまいます。そうすると、歯の土台の骨が吸収されてしまうのです。そうすると、歯がぐらぐらしてしまい、歯周病にへとつながります。

⑦歯並びの悪い人

歯並びが悪いと、どうしても磨き残しが生じてしまいがちです。やがて、磨き残しが歯石にへと変わってしまうのです。

⑧特定の薬を飲まれている方

・降圧剤
・抗てんかん薬
・免疫抑制剤
この3種類の薬のうち、一部の薬には歯茎を腫れさせてしまう副作用があります。思い当たる方が、歯科医師までご相談ください。
服用されている方で、歯茎が腫れている場合、処方していただく医科の先生にお手紙を送らせていただき、薬の種類へ変更していただけないか相談させていただきます。

歯周病の急性発作とは

今回は歯周病の急性発作ということがテーマです。
歯周病は、虫歯と同様に感染症です。悪さをすると炎症を引き起こします。医療従事者なら常識となっている炎症の5徴候というのが起こります。

①腫脹:腫れ上がってきます。
②発赤:粘膜が赤くなります。
③疼痛:痛みを伴います。
④発熱:熱を持ってきます。
⑤機能障害:組織が本来の仕事をしなくなります。

歯周病の急性発作となりますと、歯茎が赤く腫れ上がり、痛みを伴ってきます。歯茎だけでなく頬も腫れてくることがあります。腫れたところは熱を持ってきます。
このような症状が出ると、歯周病の急性発作が起こっている可能性があります。

歯周病急性発作の対処について

このようになった場合は、すぐに歯科医院を受診して下さい。歯科医院にて治療致します。ご自身でなんとかなることはほとんどありません。

重症となりますと、顎がパンパンに腫れている、何もしていなくても激痛が走る、噛むと激痛が走る、発熱する、口が開きにくい、飲み込みにくいなどの症状が出てきます。

初期の場合は、抗菌薬を飲んでいただくとマシになることが多いですが、重症となりますと炎症がひどくなっていることが多く、病院の歯科口腔外科をご紹介させて頂くこともあります。症状や検査次第では入院となる事もあります。抗菌薬の点滴投与が必要となる場合があります。

痛みはすぐに取れるのですが、腫れはなかなか引かないことが多いです。数ヶ月を要する事も少なくありません。
歯のことで入院?と思われる方もいらっしゃると思いますが、年に数人はそのような患者さんに出会います。

糖尿病と歯周病急性発作

糖尿病で血糖コントロール不良となった場合は、免疫機能が低下します。そうなると、歯周病急性発作が起こる可能性がグンと高くなります。また、糖尿病の合併症として歯周病があります。糖尿病をお持ちの方は、必ず歯科を受診していただき、歯周病予防に努めるようにしましょう。
糖尿病連携手帳をお持ちの方は、受付にお渡しください。検査結果や処置内容を記入致します。

歯周病急性発作を放っておくと

歯周病急性発作は、痛みを伴う症状が多く出ますの、あまり放っておく人はいないと思います。しかしながら、痛みに強い人や歯医者にどうしてもいきたくない人は我慢してしまう傾向にあります。

歯周病急性発作は、一度起こると自然治癒はかなり厳しいです。放っておくと、どんどん痛みが増してきて、顔が変わるほど顔が腫れることもあります。

症状が進んでしまうと、顎の骨に炎症が広がってしまい、『蜂窩織炎(ほうかしきえん』と呼ばれる状態へ移行してしまうこともあります。そうなりますと、入院が必要となってしまいます。ひどい状態ですと、生命に関わる場合もあります。

歯医者に関する治療で、まさか入院とは考え付かないと思います。しかし、意外と多いんです。なので、おかしいと思ったらためらわずに歯科医院を受診して下さい。
ポイントは、「何もしなくてもズキンズキンと痛む」「顔が腫れてきた」「腫れた部分が熱い」「発熱がある」です。

歯周病急性発作を予防するためには

普段から、歯磨きをしっかりとすることが大切です。しかしながら、どれだけしっかりと歯磨きをしていても、歯石を取ることはできません。ですので、定期的な歯石とりを含みますお口の中のクリーニングが大切です。

予防には、普段から口腔内に対する意識を持っていただき、定期的に歯と口の検診を受けて頂くことが重要となります。
ひどい歯周病だけでなく、軽度の歯周病や虫歯を予防するためにも、年に3〜4回程度は歯科医院を受診される事をお勧めいたします。

最後に

松浦歯科クリニックでは、定期検診を受け付けております。虫歯や歯周病も、他の病気と同様に早期発見早期治療が大切です。少しでも不安があるようであれば、松浦歯科クリニックの歯科医師と歯科衛生士にご相談下さい。お待ちいたしております。

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