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新型コロナウイルスの後遺症 歯科ではクラスターが起きていない

こんにちは、なかもず松浦歯科・矯正歯科歯科医師の後藤田です。

新型コロナウイルス再流行が拡大

新型コロナウイルスの再流行が拡大し、現在第三波が到来しております。
それに合わせまして、緊急事態宣言の再発令が大阪府にも出されました。前回の緊急事態宣言発令時には、ステイホームが叫ばれて人々は家でじっとしていました。人が集まるような駅や繁華街から人が消え、ゴーストタウンのようになりました。
しかしながら、今回はコロナに慣れてしまったのか、人通りは減っていません。政府の遅すぎる判断など、思うところは多いと思いますが、危機意識の低下が一番であると思われます。

自分の体を守れるのは自分のみです。感染予防対策を万全にしていただきたいと思います。一人一人が対策を講じることで、コロナの拡大を防ぐことができます。

不要な外出を控える
外出の際はマスク着用を
マスクは正しく着用しましょう
COCOAアプリの導入

外出を控えるということは、大きなストレスになると思います。実際、僕も休日は家にこもっていますが、出かけたくなる衝動はあります。しかしながら、僕が我慢することで、自分の身体を守ることができ、それは患者さんを守ることに繋がると信じております。

先日、大学入試共通テストにおいてマスクを鼻まできちんと着用せずに受験し、失格になったという事件がありました。トイレにこもって逮捕される事態にまでなりました。
マスクは正しく着用しなければ、全く意味がありません。
マスクは鼻まで覆い、ワイヤーを鼻筋に合わせることによって本来の役割を果たします。メガネが曇り不便であるのはよくわかります。その場合は、曇り止めをメガネに塗布しましょう。

スマホアプリ「COCOA」を導入しておきましょう。このアプリを入れておくと、濃厚接触があった可能性がわかります。しかしながら、陽性となった人もその周りにいた人も導入していなかったら全く機能しません。

さて、今回は新型コロナウイルス感染症にり患してしまった後についてお話をしたいと思います。

マスクは
「うつらない」
「うつさない」

新型コロナウイルスとは

改めて、新型コロナウイルスについて説明してまいります。
2年前に中国の武漢にて報告されたものが発端となります。コロナウイルスは以前にも存在しました。コロナという名は、太陽に由来しております。コロナとは太陽の周りに存在しているガス層になり、ウイルスを電子顕微鏡で拡大して際にコロナに似ていることから、コロナウイルスと命名されました。

そのコロナウイルスの新しいものが発見されたので、新型コロナウイルスと言われました。英語では「COVID-19」と言われております。これは、Corona Virus disease 19の略であり、「2019年に起こった新型コロナウイルスによる感染症」と訳します。したがって、ウイルスの名前でなく、病気の名前であります。

ウイルスの名前は「SARS-CoV-2」と呼ばれています。「SARS(サーズ)」という言葉、聞き覚えのある人も多いと思います。SARSとは「重症急性呼吸器症候群」といわれており、以前に猛威をふるった恐ろしい病気です。ですので、SARS-CoV-2とは、「急に重症の呼吸器の病気になるコロナウイルス2」というような意味があります。

新型コロナウイルスの症状

症状は、個人差があるといわれております。
通常の風邪症状からスタートするといわれております。しかしながら、それ以外にみられるのは「味覚障害」や「嗅覚障害」です。
とにかく、発熱です。発熱があった場合は、かかりつけのお医者さんにご相談ください。いきなり受診せずに、まずはかかりつけ医にお電話にてご相談ください。お医者さんが対応を考えてくれます。かかりつけ医がない場合は、保健所に相談されると良いでしょう。

新型コロナウイルスの後遺症

日本で新型コロナウイルス感染症の患者が出て1年になります。残念ながら多くの方が感染してしまい、一部の方は重症になりお亡くなりになってしまいました。
前回の緊急事態宣言時にはわからなかったことが、現在ではわかってきております。それは、後遺症です。
新型コロナウイルスに感染し発症してしまった方で、治療によって回復された方は多くいらっしゃるのですが、残念ながら後遺症が残ってしまった方が多くいらっしゃるのはご存じでしょうか。
さまざまな後遺症で苦しんでおられるということを知っていただきたいと思います。

新型コロナウイルス感染症は呼吸器に症状が出ますので、なんとなく呼吸器症状が残りそうなのはイメージできると思いますが、それ以外にも多くの後遺症が報告されております。

うつ症状
脱毛
筋力低下
味覚障害
記憶障害
集中力低下
睡眠障害

などがあります。
意外なのは脱毛ではないでしょうか。
一度感染すると抗体ができるので、感染して回復するといいことであると一部では言われております。しかしながら、このような後遺症が残ってしまう可能性があるということをきちんと理解して、やはり「感染しない」「感染させない」ということを肝に銘じて毎日を健やかに過ごしていただきたいと思います。

歯科ではクラスターが起きていない

2021年1月19日に大阪府の吉村知事がツイッターでこのように発信しました。

『コロナウイルスは口の中、唾液に多く含まれている。なのでマスクが有効だし、飲食の場も指摘される。一方で利用者側がマスクができない環境に歯科医院がある。大阪には5500もの歯科医院があるが、クラスター発生はゼロ。感染対策の賜物と思うが、何かある。何か?専門家には、是非分析してもらいたい。』

一度目の緊急事態宣言が出されたとき、報道で歯科は非常に危険と大きく報じられました。世界で一番コロナ感染リスクの高い職業は歯科医師であるとニューヨークタイムズでも大きく報じられました。
そのせいで、患者さんは歯科受診を控えてしまい、結果として重症になって受診される方が多くなりました。私の感覚でも、そのように感じております。

しかしながら、ニュース等でクラスターが生じたという話はよく聞きますが、歯科医院でクラスターが発生したというのは1件もありません。

なぜ、歯科でクラスターが起きていないのでしょうか。
ここからは、僕の私見となりますが。

歯科医院では、日ごろから感染対策を徹底しているからであると思います。

診療時はマスク、グローブ等の個人防護具(PPE)を着用
器具は患者ごとに滅菌消毒を行っている
換気を徹底している

たったこれだけです。

他にも要因はあるのかもしれませんので、専門家による分析結果を待ちたいと思います。

なかもず松浦歯科・矯正歯科では

大阪府は緊急事態宣言再発令となりましたが、当院は通常通りの診療を行っております。感染対策も徹底しておりますので、ためらわずに安心してご来院ください。

痛みがある、違和感があるなど症状がある場合はもちろんですが、虫歯のチェック、歯石取りなどのクリーニングに至るまで、どのようなことでも一度ご相談ください。

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